この度、8月24日に松下記念病院様と合同カンファレンスを実施しました。
今回は心不全の利用者様についてです。
病院での外来・入院時の様子から在宅を一連の流れで話し合う事で、その人を理解し、さらに今後同様の事案があった場合にどうするかを議論する会でした。
心不全の病態は増悪と緩解を繰り返し、その都度ADLが低下していくことが知られています。
しかし、多くの当事者は薬や水分・塩分管理が曖昧で退院直後は順守できるものの、徐々にエラーが多くなっていく傾向にあります。
在宅では、血液データ等のデータが不足しているため、服薬管理・体重管理などを工夫しながら実施しています。予め病院側で設定された範囲を推移するように教育指導をしていきます。
これは、看護師のみならず理学療法士や作業療法士も主体的にこの教育指導に関与していきます。
この関わり自体もリハビリテーションの一環です。
ここをないがしろにし、管理ができていない中での運動は心不全増悪のリスクになるため慎重に実施していく必要があります。
この認識と共有を利用者・家族・医療者・地域医療資源の方が皆で理解していく必要がありますが、現実としてはまだまだです。
今回の合同カンファレンスでは、地域のケアマネさんも急遽の告知にも関わらず沢山参加して頂きました。
今後もこのような活動を通して、病院と在宅の連携強化ならびに地域医療資源の皆様との協調を目指していければと思います。
また、今月9月から弊社に常勤看護師が加わりました。
明るく丁寧でしっかり者です。
是非皆さま今後ともよろしくお願いします。
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