える訪問看護ステーション

昨今、居宅支援事業所について様々な検討が求められています。これは、ケアマネジャーの需要増加や人材不足の課題、そして大阪での状況を踏まえた議論を要する重要なテーマであると考えられます。

まず、ケアマネジャーの役割についてですが、ケアマネジャーは高齢者や障がい者などの利用者に対して、適切なサービスやケアプランを提供し、その実現に向けて支援を行う重要な存在です。しかし、日本全体で高齢化が進む中、特に大都市圏ではその需要が一層高まっています。大阪もその例外ではなく、高齢化率が高く、多様なニーズを抱えた利用者が増加しています。

この需要増加に対して、ケアマネジャーの人材不足が深刻な課題となっている。ケアマネジャーの育成や採用には時間がかかるため、需要と供給のアンバランスが生じているのが現状だ。大阪でもこの人材不足は顕著であり、十分なケアを受けることが難しくなっている利用者も少なくないと考えています。

そして、今後はケアマネジャーの人材不足により、十分な在宅サービスを受けることができない方が出てくると予測されています。これがケアマネ難民と呼ばれる所以です。

こうした状況の中で、居宅支援事業所の新設は一つの解決策として注目されています。新たな事業所の設立により、地域におけるケアの提供体制が強化され、利用者のニーズにより即した対応が可能となる。大阪も、中心地近郊の守口・門真・寝屋川・大東・茨木・吹田・池田・豊中・箕面・東淀川・鶴見・城東・旭といった地域においても、その需要は高まっています。特に大阪市内や周辺地域では、高齢者や障がい者の居住数が多く、支援が必要な人々が多く暮らしています。

しかし、新たな事業所の設立には様々な課題が伴います。まず、適切な場所の確保が必要であり、地域のニーズやアクセス性を考慮した適切な立地が求められます。また、人材確保も重要な課題であり、優秀なケアマネジャーや関連職種の採用には慎重な対応が求められます。

さらに、事業所の運営には経営面での課題も存在します。財政面や効率的な運営方法、地域との連携など、様々な側面からの検討が必要とされます。

弊社ではこの問題を重く受け止めており、数が少なくなっていくケアマネジャーの働きやすさを実現するために以下の施策を打ち、地域医療の継続を少しでも支援したと考えています。

過剰な研修会や勉強会に参加をせねばならない状態にあるケアマネジャーの支援として①資格維持に必要な研修会費用の完全会社負担。②資格維持に必要な業務後の勉強会参加を1分単位で残業扱いとすることが重要と考えています。

必ずやらなければならない研修や勉強会を除くことは一企業として難しいですが、その割いた時間をしっかり賃金で補填する必要があると考えています。

他にも、所属法人によっては自身の利用者を自身でどのサービスや事業所に託すかの選択を、ケアマネジャーの賞与などを「人質」に自法人に回すよう半ば強制的なシステムに疲弊している方も多いかと思います。

このような事がないよう、ケアマネージャーの主体性を尊重し、サービスの選択や事業所の選択自由があるという中で働いてほしいと考えています。

総括すると、大阪における居宅支援事業所の新設は、ケアマネジャーの人材不足や地域のニーズに応えるための重要な一手段である。守口・門真・寝屋川・大東・茨木・吹田・池田・豊中・箕面・東淀川・鶴見・城東・旭などの地域においても、その必要性が高まっている。ただし、様々な課題に直面しながらも、地域のニーズに即した効果的な対応が求められと考えており、そのなかにおいてはケアマネージャーの働きやすさを実現する必要があります。

株式会社えるでは訪問看護事業を営んでおります。える訪問看護ステーションでは、守口市・門真市・大阪市・寝屋川市を中心に、急性期経験の豊富な看護師・リハビリテーション職種を採用しており、どのような疾患や病態の方にも適切に対応可能です。地域の病院・往診医・ケアマネジャー・ヘルパーなど利用者を取り巻くすべての方と密接かつフラットかつ迅速かつ正確に情報共有を実践しています。

法人として訪問看護事業をしているからそこに利用者を流すようなことは強制しません、皆様に選ばれる訪問看護ステーションになれるように日々改善を重ねていきます。皆様と共に、利用者のより良い在宅生活の獲得をすすめていければと思います。